以前は立ち入ることの許された水源林―金堀沢―
現在は立入禁止(扉は施錠)

 

多摩湖・狭山湖の水源林は、立入禁止です。
狭山湖最奥部にある金堀沢や大沢も、東京都水道局の水源林で、狭山湖周囲道路にはフェンスが張り巡らされています。水源林であったため、この地域は狭山丘陵でも最も多くの自然が残されています。

そのような中、さいたま緑の森博物館から御判立までの縄竹林道(通称)は、水源林を南北に突っ切る道路ですが、歩行者の通行が許されています。平成19(2007)年には、林道の南北の入口にそれぞれゲートが設置され、歩行者以外の入場が厳しく制限されました。

縄竹林道以西の金堀沢や大沢の地域は、以前は林道側からのみ人の立ち入りができましたが、同じく平成19(2007)年に立入禁止の看板が立ちました。平成23(2011)年8月から、金堀沢入口の扉が施錠され、平成25(2013)年3月から、大沢入口の扉が施錠されました。

 

【狭山新道改築碑】

さいたま緑の森博物館から南下すると、狭山新道改築碑が道端に建っています。(大正7年11月建立)

当時の宮寺村縄竹地区と本村とを結ぶ狭山新道が明治36年に開通しましたが、この新道を大幅に改築したもので、荷車での山越えができるようになったそうです。

【縄竹林道の門扉】

縄竹林道(通称)(水道局では遊歩道と呼んでいるみたいです)の入口にある門扉です。

さいたま緑の森博物館からの道と狭山湖周囲道路との十字路になります。

不法侵入するミニバイク対策のため、平成19(2007)年1月下旬に設置されました。歩行者は右側のくぐり戸を使用しますが、カンヌキは必ずかけなければいけません。

【狭山湖の小作線出口】

多摩川の小作取水堰から狭山湖へ送水される小作山口線の導水路の出口です。

この導水路出口のことを、誤解して「ドウドウ」と呼ぶ人もいます。(本物のドウドウは、村山上貯水池の引入導水路の途中にある山口引入れ水門のことです。)

【金堀沢の入口】

ここから金堀沢に入っていけます。現在は、立入禁止の看板が立っています。

【金堀沢の入口にできたフェンス】

平成20(2008)年3月、金堀沢の入口にフェンスができました。扉がついていますが、この先は立入禁止です。不法侵入する者が多く道に迷い危険なため、平成23(2011)年8月1日から施錠されました。
(奥に見える二つの看板の間に金堀沢の道があります)

【縄竹橋】

縄竹林道をここまで来てしまっては行き過ぎです。金堀沢の入口は50mくらい手前になります。

狭山湖ができる以前は、このあたりから下流側が宮寺村縄竹地区であり、人々が暮らしていました。(上縄竹と下縄竹。33戸166人以上。縄竹大尽石川家と呼ばれた資産家もいました。昭和5年、山口貯水池建設のため、移転。)

縄竹橋の近くに豆腐屋があったため、この橋は「豆腐屋の橋」とも呼ばれたそうです。(豆腐屋の苗字は大野さんでした。)

また、欄干がなかったので、「沈下橋」とも呼ばれたようです。沈下橋は、川が増水した時に水没してしまう橋のことで、流木や土砂が引っかからないように欄干がありません。

【金堀沢と大沢の合流地点】

縄竹橋から上流を見ると、金堀沢と大沢の合流地点が見えます。右が金堀沢、左が大沢になります。

【金堀沢に置き去りにされた車】

金堀沢の入口から入っていくと、置き去りにされた車が崩壊しています。

【金堀沢の北岸道と南岸道の分岐】

金堀沢の入口から金堀沢に入って、しばらくすると、道が左右に分岐します。メインは右の北岸の道ですが、ぬかるみが結構あります。左は南岸の道になりますが、踏み跡程度の道です。

【金堀沢の壊れかけた砂防堰】

【金堀沢北岸のササのトンネル】

【東電の鉄塔(豊昭線20)への分岐】

東電の高圧送電線鉄塔(豊昭線20)への分岐です。

【東電の丸太橋(金堀沢)】

東京電力の高圧電線(豊昭線)の鉄塔の管理路です。

【東電の丸太橋】

東電の丸太橋上からみた金堀沢の上流です。

【東電の丸太橋】

東電の丸太橋上からみた金堀沢の下流です。

【金堀沢の湿地(中)】

丸太橋を渡らずに、北岸の道をさらに奥へと進みます。

【金堀沢の湿地(上)】

【金堀沢北岸の道の行き止まり】

右側の土手を数十m上がると、石畑給水場の入口(出合いの辻)に着きます。しかし、ここは東京都水道局の水源林の中なので、フェンス(南第34号扉)にはばまれ、外に出ることはできません。

【南岸の十字路】

東電の丸太橋を渡ってしばらく行くと、南岸の十字路に出ます。すぐそばに東京電力の高圧鉄塔(豊昭線21)があります。東電の管理路はしっかりしていて、このまま南下すれば大沢に至ります。西へ行くと踏み跡はやがて消えてしまいます。

【東京電力の高圧鉄塔(豊昭線21)】

南岸の十字路のすぐそばにあります。

【金堀沢の湿地(下)】

南岸の十字路から南岸の道を東へと戻ります。

【金堀沢(南岸)】

このまま東へさらに戻ると、金堀沢の北岸道と南岸道の分岐地点に戻ります。


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